勉強は、何をやったらいい?
仮に、「学校から帰ってきて手洗いうがいをしたら、宿題をやる」ということを始めるとします。この場合は、やることは宿題であって、何をするかで特に悩むことはないと思います。「宿題をつい後回しにしてしまって、結局やるのを忘れてしまう」とか「夜遅くまで宿題をやらずにいて、親とけんかになってしまう」といったことが問題なのであれば、この習慣づけができればその問題は解決するのではと思います。
一方、「今は授業の内容についていけないから、勉強の習慣をつけて授業に追いつきたい」ということであれば、「学校から帰ってきて手洗いうがいをしたら、宿題をやる」のは難しいかもしれません。今授業の内容が分からないなら、授業で出された宿題も分からないでしょうから。そういう場合、習慣づけるために取り組む内容は、100マス計算や計算ドリル1ページなど、できるだけハードルの低いものが良いのではと思います。勉強をすることが当たり前になってきたら、だんだん難しくしたり量を増やしたりしていきましょう。自分にとって難しすぎることや、取り組んでもできるかどうかわからないことから始めようとしても、なかなかやる気が起きないものです。
2022年1月19日