習慣、習慣、習慣
「勉強を頑張る」というのは、どういうことを言うのでしょうか。
「ゲームをやりたい、ゴロゴロしたいなどの気持ちに打ち勝って勉強に取り組む」ことでしょうか、それとも「反復練習によってより速く正確に計算できるようにする、苦手なところに取り組み理解できるようにする」といったことでしょうか。
前者の場合、確かに勉強に取り組むまでは頑張ったと言えるでしょうが、その時点で心が疲れてしまい、肝心の勉強内容が教科書をパラパラめくるだけというのでは、頑張った甲斐がありません。
人の「頑張り力」を100とするなら、勉強を始めるのに90、勉強の内容に10費やすより、勉強を始めるのに10、勉強の内容に90費やすほうが良いのではないかと思います。
そうするためには、勉強を習慣化してしまうのが最も良いと思います。習慣になってしまえば、勉強を始めるのに頑張り力は必要ありません。だって普段やっている当たり前のことなのですから。そして、余力で勉強の内容に力をいれればより効果的な頑張りになるでしょう。
とはいえ、最初から長時間を習慣づけようとしてもそれは難しいでしょう。もし普段ほとんど勉強をしていないのであれば、まずは10分でもいいし、「100マス計算を1回やる」でもいいです。勉強する時間(タイミング)、勉強する場所を決め、できる程度のことから始めましょう。決めたことをそのとおりにやったぞ、という実績を積み重ねていくことが大切です。
決めた時間や場所がなじまなかったら、変更すればOKです。学校から帰ってきたらすぐやるのがいい人、夕食の前がいい人、寝る前がいい人、毎日見るテレビ番組の後にやるのがいい人、早起きして朝やるのがいい人、いろいろだと思いますので、続けやすいところでやりましょう。
せっかく「勉強を頑張る」なら、より効果的な頑張り方をしましょう。
2022年1月8日